おや、自分が生まれた年のヤクザ映画か!ちょっと見てみるか?とアマプラで見たのが1970年(昭和45年)「極道兇状旅」です。これ画質がイマイチで鮮明度がありません。アマプラにある古い映画はSD画質のものとHDのものがあるので要注意です。

タイトルは「ごくどうきょうじょうたび」と読みます。
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コメディ路線っぽい始まり方をするんですが若山富三郎が釜ヶ崎のヤクザのボスで山城新伍がNo.2というポジション。タランティーノも大好きなヤクザ横並び歩きながらショットも楽しめます。日常でこうして横に広がって会話って出来ないよね。
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政治家にいいように利用されて選挙運動も手伝うのですがこの絵面。。老人などを拉致してリアカーで投票所まで運び強引に名前を書かせるなどで当選させます。むちゃくちゃでんがな。
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釜ヶ崎のロケショットに期待するもののセットが多くお楽しみのクルマのカットは少なめでした。これは政治家がやってくる時の派手な外車。Bピラーや窓枠がなくドアの内側が赤いといういかにもな派手派手仕様でナイスです。
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1970年にしては古い!という初代クラウンのパトカーなども出てきます。この広場のシーンはロケかな?太陽の光がまぶしくていい感じです。
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コメディ路線ではじまるのに後半はなぜか拳銃打ち合って血みどろの闘争になり人がバタバタ簡単に死んでいくのは東映ヤクザ映画のよくあるパターンですが作品としてはまとまりに欠けてちぐはぐな印象でした。終わり方もぶっきらぼうで投げやりでおいおい!という感じですが、この若山富三郎主演の「極道」シリーズはこれが7作目で11作まで続いたというから驚きです!

若かりし菅原文太が無駄死にするシーンが見ものです。暇だったら見てください。