マイクロフォーサーズは長く使っているフォーマットなので愛着がある。ミラーレスといえばマイクロフォーサーズが開拓したジャンルと言っても過言ではない。フルサイズのミラーレス化も進んで乗り換える人もいるがレンズが小さくボディもコンパクトである利点は捨てがたい。ボディを生産するメーカーから相次いで新製品が発表されていることも心強い。
今回はOM SYSTEMから発売されたフラッグシップ機であるOM-1をレビューする機会が得られたので「ペット編」「人物編」「動画編」の3回にわけてレポートしたい。
カメラは動画を撮影するときは三脚やジンバルにつけて、写真を撮る時は手持ちということが多い。伝統的に写真用のカメラは2点ストラップの金具がついており首からかけて歩きシャッターチャンスが訪れたらすかさず構えて撮る。この時に重要なのがボディグリップのデザインだ。手に吸い付くようにホールドできるOM-1のグリップデザインは秀逸で高さの抑えられたボディデザインと相まってシャッターチャンスを逃さない。
OM-1は一新された2037万画素のLive MOSセンサーと新画像処理エンジン TruePic Xを搭載しておりメーカーカタログでは「センサーサイズから想像する画質レベルを超えた高画質を提供します」と表現されている。これは明らかにフルサイズ派への挑戦でもあり興味深い。
カメラを選ぶポイントはセンサーサイズや画素などのスペックだけではなくボディやレンズなどシステム全体が重要になる。写真の撮影機材は大きく重い方がいいという人がいるだろうか?軽くて扱いやすいカメラはシャッターチャンスを逃さない。マイクロフォーサーズは未だにボディとレンズのシステムトータルのコンパクトさで優位性がある。
動きも表情も人間より予測しにくいペットの撮影はカメラのテストをする被写体としてぴったりだ。今回はM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROを装着したOM-1を持って街に出た。
中野区役所横にある犬屋敷跡地のモニュメントでの1枚。ほどよく背景から浮かび上がっている。

善福寺川緑地での1枚。解像感ある毛並みの描写になった。

ペットカートの荷物入れに潜り込んだ様子。

リビングでの1枚。撮影モードにはペットモードがあるのでしっかりと瞳にフォーカスが食いついているのがわかる。

スマホなどでペットを撮ると飼い主の顔を見てしまうのでカメラ目線にならないことが多い。ミラーレスのファインダーを覗きながら撮るとペットがしっかりカメラ目線になる。

ボケ味も強調できるF1.2のレンズもコンパクトなので撮影時の取り回しがよい。

シャッター音が上品で連写しても心地良いのはOLYMPUS機の良さ。OM-1から新しくなったメニュー項目の色分けなどユーザーインターフェイスの部分も使いやすくなっている。
576万ドットの有機ELファインダーは特に秀逸で撮影時も再生時も手放せない。大口径レンズでも軽量コンパクトで手に吸い付くようなグリップデザインと重心が低い精悍なボディデザインはペット撮影でもその性能を遺憾なく発揮してくれた。
次は撮影対象を人物にフォーカスしてテストしてみたい。(続く)
今回はOM SYSTEMから発売されたフラッグシップ機であるOM-1をレビューする機会が得られたので「ペット編」「人物編」「動画編」の3回にわけてレポートしたい。
カメラは動画を撮影するときは三脚やジンバルにつけて、写真を撮る時は手持ちということが多い。伝統的に写真用のカメラは2点ストラップの金具がついており首からかけて歩きシャッターチャンスが訪れたらすかさず構えて撮る。この時に重要なのがボディグリップのデザインだ。手に吸い付くようにホールドできるOM-1のグリップデザインは秀逸で高さの抑えられたボディデザインと相まってシャッターチャンスを逃さない。
OM-1は一新された2037万画素のLive MOSセンサーと新画像処理エンジン TruePic Xを搭載しておりメーカーカタログでは「センサーサイズから想像する画質レベルを超えた高画質を提供します」と表現されている。これは明らかにフルサイズ派への挑戦でもあり興味深い。
カメラを選ぶポイントはセンサーサイズや画素などのスペックだけではなくボディやレンズなどシステム全体が重要になる。写真の撮影機材は大きく重い方がいいという人がいるだろうか?軽くて扱いやすいカメラはシャッターチャンスを逃さない。マイクロフォーサーズは未だにボディとレンズのシステムトータルのコンパクトさで優位性がある。
動きも表情も人間より予測しにくいペットの撮影はカメラのテストをする被写体としてぴったりだ。今回はM.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROを装着したOM-1を持って街に出た。

中野区役所横にある犬屋敷跡地のモニュメントでの1枚。ほどよく背景から浮かび上がっている。

善福寺川緑地での1枚。解像感ある毛並みの描写になった。

ペットカートの荷物入れに潜り込んだ様子。

リビングでの1枚。撮影モードにはペットモードがあるのでしっかりと瞳にフォーカスが食いついているのがわかる。

スマホなどでペットを撮ると飼い主の顔を見てしまうのでカメラ目線にならないことが多い。ミラーレスのファインダーを覗きながら撮るとペットがしっかりカメラ目線になる。

ボケ味も強調できるF1.2のレンズもコンパクトなので撮影時の取り回しがよい。

シャッター音が上品で連写しても心地良いのはOLYMPUS機の良さ。OM-1から新しくなったメニュー項目の色分けなどユーザーインターフェイスの部分も使いやすくなっている。
576万ドットの有機ELファインダーは特に秀逸で撮影時も再生時も手放せない。大口径レンズでも軽量コンパクトで手に吸い付くようなグリップデザインと重心が低い精悍なボディデザインはペット撮影でもその性能を遺憾なく発揮してくれた。
次は撮影対象を人物にフォーカスしてテストしてみたい。(続く)