ヒマスタ型スタジオはどのくらいの時間で作れるの?

こんな質問をもらいます。発注した機材やケーブルが揃っていれば

2時間で作れます!

というのも私達が業務配信で使う準備時間はだいたい会場入りから本番まで2時間だからです。

沖縄の那覇空港近くにあるプロ機材ドットコムの事務所内に作る「ハブスタ」のケースでレポートしましょう!朝便で沖縄入りし移動しながら配信したり事務所を回りながら配信したりして「ハブスタ」がはじまることをティザー的に広報する様子はこちらの記事にレポートしました。

事務所内のどこにスタジオを設置するか?を決定したのが15:47でした。使っていないイベントスペースの奥の部分にライブ配信システムを常設しようというプランです。ライブ配信システムは複数の機材を組み合わせるのでケーブルの接点が20箇所くらいあり毎回撤収したりセッティングしたりするにはそれなりのスキルが必要になります。

だからマルチカメラによるライブ配信の経験がこれまでない人には常設することをオススメしています。機材を組み上げた状態で電源のオンだけでシステムが立ち上がるようにするわけです。
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16:00からセッティング開始で今日は18:00までにテスト配信をはじめよう!という目標です。

スタジオ予定地にあったソファーを移動させたり掃除機をかけたりして機材のセッティングをはじめます。まずは背景幕のバトンです。これはプロ機材ドットコムが販売しているもので写真館などで使われるものです。この「本棚の背景幕」はその中でも人気商品です。実際に自分の部屋の本棚を見ると判型が様々な日本語の縦書きの背表紙が並んでいると思ったほど絵にならないことがわかります。

「本棚の背景幕」を使えばハリーポッターに出てくる図書館のように統一感のある背表紙になりその前に立つ人物が知的に見えるようになります。ライブ配信スタジオは同じ場所から配信することが多いので何をそのスタジオのキービジュアルにするかが極めて重要です。ただの会議室でもこうした背景幕を使うことで印象的な絵にすることが出来ます。
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セッティング開始から約30分後の16:27には背景幕の位置、人物の座り位置、カメラ位置がざっくり決まりました。人物と背景幕は距離がないと充分な照明が当てられません。また近すぎると背景がボケないのでグリーンバックで合成したかのような平面的な絵になってしまいます。

カメラ位置は使用するレンズにより変わります。ここではライブ配信しながらもそれを公開イベントとして手前に観客を入れるパターンも想定しているのでなるべく人物に近い位置にカメラ位置を設定し客席を広くとれるようにします。
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次にスイッチャー、ミキサー、配信エンコーダーをどこに置くかを決めます。ここはライブ配信機器のショールームでもあるので機材が客から見える位置に置くことにしました。このレイアウトはちょっとめずらしいタイプです。左手にはプログラムアウト(PGM)を映すためのモニターを設置します。最終的にどのような絵がライブ配信されているのかを見るためのモニターです。ライブ配信スタジオに来た人はこのモニターの絵でそのスタジオのクオリティを記憶しますので実はとても重要な機材となります。なるべく大型で色の良いモニターを使うことをオススメしています。
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途中モニターの表示機能で遊んで「わー!サイケでかっこいい〜!」なんて遊んでいるところ。

この2時間のセッティングの様子はカシオのデジカメでタイムラプス撮影しました。せっかく時間経過がわかるように時計も入れたのに照明を当てるのを忘れて見えないという痛恨のミス。。

そして予定通り18:30前にテスト配信をはじめることが出来ました。

今回のスイッチャーはローランドのVR-1HDを使っています。3入力ですべてGH4を入力しました。マイクはダイナミックマイクを2本使いその音声連動の自動スイッチングを使っています。2人しかいない状態でこのテストをするのはムリがあり前半は音声レベルが小さなかったり後半は音声レベルが適正になったけど音声連動のスイッチングが上手くいかず苦戦しています。

テスト放送ではこうした事象をしっかりアーカイブしあとでスタジオ運営者が客観的に視聴者の立場で映像や音声を確認して次の最適化を進めるためにとても重要なプロセスとなります。

この配信を見ていた近所に住むカメラマンの椎林さんも合流してくれました。
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SEABIRDZ-STUDIO」としてドローン撮影からグラビアアイドルの撮影まで幅広く手がける椎林さんはもともとクルマの板金屋さん。2009年ごろにヒマナイヌ川井がはじめた「Ust光学部」や「ネット配信部」を通じてカメラの知識を吸収して撮影の仕事をはじめたそうです。

ひととおりのテスト配信が終わり技術的な問題点と調整ポイントが出てきたので今日は作業終了!沖縄そばと三枚肉丼を食べに行きます。
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その後、東京から映像ディレクターの山本さんが合流したので沖縄セルラースタジアム那覇の横にある山下食堂で呑むことにしました。山本さんはプロ機材ドットコムの森下さんが沖縄にスタジオを立ち上げるという話を聞いて「面白そうだからドキュメンタリー撮りに行く!」と飛んできました。

どんなインタビュー映像になるのか?楽しみですね!

明日は19時から「ハブスタ」のこけら落とし配信があります。10人くらいの来場者を迎えてオリオンビールを飲みながらゆる〜くやろうと思います。ドタ参も歓迎なので那覇近辺の人は遊びに来てください!詳細はこちらのFacebookイベントにあります。

(続く)
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