IMG_7565

ビートルズ内部のギクシャク感がそのまんま作品になったアルバムでもあります。



ビートルズの説明など今更する必要もないですから、  省略しますけども、彼らがライヴ活動からドロップアウトしてから発表された、『The Beatles』という1968年に発表されたアルバムは、LP二枚組みという大作でしたが、巷間言われるように、曲の出来不出来があり、全体的な流れが散漫である事が指摘されています。


そこで、当時のアルバム、LP1枚がおよそ40分以内でしたので、このアルバムを大胆にカットして、LP1枚ほどの長さに収めてみよう。と思いついたんですね。


というのも、近所のTSUTAYAがあえなく閉店に追い込まれ、店内のレンタル用のCDが安値で売り払われていたの中に、このアルバムがあったからで、コレをitunesに取り込んで、「ディレクターズ・カット版」を作ってみようと。


かつて、映画で「ディレクダーズ・カット版」が流行したら時期がありましたが、コレは、映画公開時に様々な理由でカットされた部分を元に戻す。という意味合いが強かったのですが(その中で、リドリー・スコット『ブレードランナー』とオーソン・ウェルズ『黒い罠』は完全なる再編集であり、異彩を放っています)、要するに、公開時よりも長くなるわけですよね。


このディレクターズ・カットは、『The Beatles』を冗長にしていると思われる曲を容赦なくカットし、当時のロックアルバムよ平均的な収録時間である、40分以内に、つまり、半分近いカットを行うという、ビートルズ・ファンから怒られそうな、傲岸不遜なる所業をやってみようという事なのです。


傲岸不遜ではありますが、作業はiPhoneの操作で余りにも簡単にできてしまい、約35分ほどのアルバムがあっというできました。


本作は何度も聴いていたので、いらない曲がCDの、二枚目にかなり偏っていたのは、わかっていたのでこちらのほとんどをカットし、1枚目からもカットすると、作るのに30分もかかりませんでした。


そのリストがこれです。



IMG_7563

IMG_7564



ご覧になってわかる通り、CD1枚目の曲順をほとんどいじらずに、そこ2枚目の曲を挿入するという、極めてオーソドックスなものですけども、このように凝縮すると、恐ろしく濃厚で、ビートルズの作品の中でも最もアメリカのロックに傾倒した作品である事がよりわかりますね。


というか、70年代のアメリカのロックの路線は、このビートルズでできてしまっていた。という事がある程度言えてしまいそうです。


いろんな事が見えてくるなかなか有意義な遊びでしたけども、か1990年代のロックは、収録時間が60分超え!みたいな、長いアルバムがとてもいい多いので、このような遊びをすると、聴きやすくなる可能性がありますね。


また、カットしつつも、アルバムには入っていないシングルを入れてみるという事もアリでしょうし、このA面とこのB面を組み合わせたら名盤!という可能性も探求してもいいでしょう。


IMG_7566

俗に「ワイト・アルバム」と呼ばれますが、背景が白いと、どこまでがジャケットなのかわからなくなりますね(笑)。