いつもはハードウェアスイッチャーを使っているのですが5ソースを複雑なレイアウトにしないといけない案件があり先祖帰りして「Wirecast」の研究をしています。

いつもリノベーションスクールで全国を飛び回りながら配信も録画も「Wirecast」とMacBook PROでこなしてる加賀さんに協力いただきヒマスタで「Wirecast研究会」を開催しました。

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LiveNinjaのメンバーが集まりいろいろな機材を接続しながら加賀さんの解説を聞きました。レイアウトの自由度はほぼ無限大。Webページをそのまま使える機能では加賀さんオリジナルの投票順位表示システムが素晴らしいとおもいました。スマホのカメラをそのままソースに使える機能はまだ登場したばかりで安定性には課題があるようです。

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「Wirecast」で自由度の高いレイアウトをするにはそもそもPCに複数の映像ソースを入力しないと意味がありません。そのために必要なのが外付け入出力ボックスです。これはDeckLinkなどのHD-SDI入出力のPCI ExpressボードをThunderboltに変換してPCに入れるというもの。ここにある8端子は入力4にして出力を4にしたり入力を7にして出力を1にしたり自由に設定できます。出力できるものはPGMだけ。

PCのHDMIからはマルチビューが出力出来ます。ハードウェアスイッチャーのマルチビューに慣れているのでこのマルチビューアウトは必ず使いたいと思いました。

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この外付けボックスを自分が今持っている2014年型のデュアルコアMacBook PROに繋げさせてもらい4ソースをレイアウトしてスイッチングしたのですが録画も配信もしていないのにCPU使用率が90%を超えました。これは怖すぎてとても現場では使えません。

MacBook PROでは15インチモデルにしかないクアッドコアが最低ラインのようです。

このためのシステムを自前で新調すると40万くらいかかるのでまだ慎重に検討中なのですが7入力にしてカメラを6台とスライドを1入力の7ソースで運用してテレビの選挙速報やこのようなレイアウトを作れたらなと思いました。

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テレビで見慣れているこういうレイアウトもハードウェアスイッチャーでやるには300万クラスが必要になります。それを40万程度で実現できるのが「Wirecast」の魅力ですね。

以上、ヒマスタからお送りしました!