小島豊美とアヴァンデザイン活字楽団『テレビ童謡クロニクル』(DU BOOKS)






1970〜80年代に幼少期だった方で、フジテレビで放映していた『ひらけ!ポンキッキ』という番組を見たことがある人は、多いのではないでしょうか。

幼児番組だというのに、ビートルズやスティーヴィ・ワンダの楽曲を平然と使う、相当エッジな番組だったんですが、そのほとんどに関わっていたのが、この本の著者となっている小島豊美氏です。

彼がポニー/キャニオンの文芸部。という、レコード会社のヒット曲を作るような部門にいなかった事を活用して、彼の感性に引っかかってくる作曲家、歌手などをかなり自由に起用して音楽制作をしていたことで、従来の童謡のイメージをガラッと変えてしまいました。

「およげ!たいやきくん」という怪物ヒットを筆頭に、「パタパタママ」、「ホネホネロック」、「いっぽんでもニンジン」、「まる・さんかく・しかく」、「カンフーレディ」、「おふろのかぞえうた」などの数多くの名曲はすべてこの小島氏が関わっています。

この歌と同じくらいに重要だったのが、コーナーとコーナーの間をつなぐ10秒ほどのスポットなのですけども、それをすべて作っていたのが、長谷川龍氏なのですけども、もうスポットは見ることがほとんどできないのがホントに残念ですが、彼の証言が載っているのと、どのような楽曲が使われているのかがかなり解明されております。

コレはかなり貴重な資料であると思います。

この本を読んでいくと、私の音楽の嗜好のかなりの部分がこの番組に形成されていることに驚きます。

自分の頭の中が書いてあるような本でした。









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