オフラインが多くなる旅先にはAmazonプライムビデオをダウンロードしておくといいですよね!今回選んだのは懐かしのテレビドラマ!岩井俊二監督の出世作である「打上げ花火、下から見るか?上から見るか?」です。

どうですか!この奥菜恵の初々しさ!


今や彼女はAmeba藤田社長の元奥さんみたいなイメージになってますけど、数々の女優をブレイクさせてきた岩井監督のお眼鏡に叶うだけの魅力がこの作品では炸裂してます。この映画はとにかく奥菜恵の少女と女の間をフィルム(実際はビデオテープ)に定着させることだけに全力で取り組んだような映画なんです。

タモリが司会していた「if」シリーズというテレビドラマの1本として作られたものです。このシリーズは「トワイライトゾーン」的なミステリーっぽいものが多かった印象ですがこの1本は文字通り異色であり圧倒的な絵作りとセンスで頭ひとつ抜けていたように思います。

私も大学を出ていつかは映画監督!なんて意気込んでCM製作会社に入社した頃だったので日本映画新人監督賞の授賞式は岩井監督を見に行きました。そこで「どうやってビデオカメラであんな色を作っているのですか?」と質問したのですが「ビデオエンジニアの人とそれこそカメラの基盤をいじるくらいのことをやってます」と答えていたのを今でも覚えています。

その後、2011年にUstreamで岩井監督とジャーナリストの岩上安身さんの対談のマルチカメラ収録&配信を担当したのはいい思い出です。

Amazonプライムビデオでの評価が元男子の評価が高いのもうなづけます。小学生の頃というのは女子はませていて同じ年の男子というのはガキに見えるものですがその雰囲気を見事なまでに表現しているからです。このあたりでは「河童のクゥの夏休み」に通ずるものがあります。

この作品はテレビシリーズの単発用に作られた中編なので49分と短く見やすいです。離婚寸前の家の娘として奥菜恵が出てきます。もう最初からキラーカット!照明がテレビじゃなくて映画みたいです。

男子の憧れの先生の理科の実験シーン!92年のテレビはブラウン管の時代ですからここまで暗いカットは相当挑戦的です。すごいなぁ〜!


学校のプールのシーン。もう1カット1カットの完成度が凄い。

フランソワオゾン監督の映画みたいにも見えます。匂い立つエロチシズムみたいな!

物憂げな奥菜恵の表情。

このシーンは少年同士が口論するシーンです。イマジナリーラインを越えた切り返しカットです。

映画手法としては違和感ありますが演出に勢いあるとこういうミスもそれほど気にならず見られるものです。

蛭子能収も若い!おでん食べてるだけのダメなおじさん役で出てきます。ポジション昔から同じですな!

祭りには浴衣です。美しい。。

夜店のシーンでも挑戦的な絵作りが続きます。これ何度も言いますけど業務用ビデオカメラの絵ですからね、当時の!
EOS 5とか存在しない1993年ですから本当に当時オンエアーされた時は衝撃でした。

クライマックスはプールではしゃぐ2人のシーン!

もう凄い!永遠に記憶に残るような名カットの連続です!

水面の逆光とスローモーション!

そして打上げ花火!

アニメ版を見た人も楽しめると思うのでぜひどうぞ!

以上、Amazonプライムビデオからお送りしました!

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