ヒマナイヌ川井です!今や映画にはエンドロールのタイトルがあり関わったあらゆる人がクレジットとして下から上に流れていきますよね?

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ところが昭和の映画は最初に主な出演者とスタッフが紹介されると物語がはじまり、最後は「完」とか「終」と出たら終わるんです!知ってました?(私はいま昭和の映画を見たことがない世代に向けて語りかけてます)

この漢字一文字で終わるのとながーいエンドロールは一説によると1971年の「ゴッドファーザー」を境にしているとかしてないとか。ユニオンが関わったスタッフを全部ちゃんとクレジットすべきだといい始めたからだとか。確かに主要スタッフしか出ないのは関わったスタッフからすると映画史に名前が残らないみたいでさみしいですよね。

「完」と出たらおそらくすぐに映画館の明かりがついて退場する感じだったんだと思いますが、この余韻なくいきなり現実に戻される感じ、嫌いじゃありません。虚構へ一気に連れていき余韻なく現実に戻される。そのタイムスリップ感というかテレポーテーション感はながーいエンドロールと共にポロポロと人が退場しはじめる現代の映画とは違います。

ちなみに自分は映像系の仕事をしていることもあるのでコータには「この映画を作るのにこれだけの人が関わっているんだ!映画が面白くても面白くなくても作った人に敬意を表するためにエンドロールは最後まで見ような」と幼い頃から教育しています。

以上、Amazonプライムで昭和の邦画を見るのが好きなヒマナイヌ川井がお送りしました!