Lovin' Spoonful
                    『Daydream』

 


タイトル曲はバンド名を知らなくても一度は聴いたことがあるほどの名曲。

それしても、これほど短命に終わってしまった事が惜しまれるバンドもないですね。

原因が麻薬がらみであった事がホントに残念です。。

ラヴィン・スプンフルには、ドリーミンでキュートなジョン・セバスチャンの楽曲が揃っていて、それは他に類を見ないオリジナリティがありました。

そのキュートさドリーミンにおいては、ビートルズすらしのいでいたのではないでしょうか。

だからこそ、彼らの解散は惜しい。

ジョン・セバスチャンのピースフルでユーモラスなヴォーカル、ザル・ヤノフスキーのザクッとした切れ味のギターの対比が誠に絶妙で、ロック史上に残るコンビネーションだったというのは決して大げさではないです。

どこか達観したような肩肘張らない彼らの演奏は、かなり異色ですよね。

彼らのポップは才能はNRBQが引き継いでくれましたし、カントリーやブルースの部分はCCRが引き継いでくれたと思いますけども、アラ、どっちも略称で知られるバンドですね(笑)。

70年代も活動していたら、CSNなどとも並び称せられるバンドになったに違いないバンドの一瞬の煌めきを是非とも聴いてみてください。