Jazz Dommunisters

『Cupid & Batailles, Dirty Microphone』


うわわわ(笑)。

もうすごいとしか言いようがない。

デビュー作『ドミュニストの誕生』も驚愕の作品ですけども、少し間を置いた本作は、もう全く予想できなかったような作品でありました。

リリックはどれもこれもキワキワすぎて、一切ここには書けませんよ(笑)。

歌舞伎町のケイちゃんと黄金町のカールさんのお話しをラップした「KKKK」、バタイユがリリックを書いたかのような「夜の部分」、60年代の学生運動が盛んだった時代を揶揄するような「反対の賛成」などなど(どこかフェリーニ的です)、リリックの毒々しさがとにかく素晴らしいですね。

コレに対するアーバンでクールネスに満ちたバックトラックの素晴らしさ(大半が菊地の元生徒だそうです)

あまりにも先に進みすぎてしまう強烈な先鋭さが、ほとんどのヒップホップファンをポカン。とさせてしまっているのではないのか?と思われるのですが(リリックに出てくるように、菊地成孔、大谷能生がコンビを組んだ仕事は必ず物議が凄まじく巻き起こります)、とにかく、この賛否両論を巻き起こさざるを得ないエナジーが、なんと、ジャズメンが作り出しているという事実もまた驚愕です。

ヒップホップの作品なのに、どこのコーナーに置いたらいいのかわからない不穏さをたたえた恐るべき傑作。

 


 

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