これまでのあらすじ

モーニングカフェを神田で立ち上げる!構想を5日目にして断念したのですが人間諦めが肝心です。でもカフェとしての構想は諦めるけど朝にあの場所で「なにか」を立ち上げることを諦めたわけではありません!(ふんがふっふ!)

そこで「MIDSTANDTOKYO」の向かいにあるベローチェに入ってクールダウンしながら企画を考え直します。ベローチェってドトールやエクセシオールに比べるとコーヒーもイマイチで喫煙席が多くてというイメージなので実はここも入ったことなかったんです。モーニングカフェを立ち上げるにあたってベローチェは敵ではない!デニーズとグッドモーニングカフェだ!と傲慢にも企画をしていたのですがこうして入ってみると「うむ、ここで充分だな」という気になってきます。(弱気モード)



ベローチェはドトールに比べるとフードが貧弱です。モーニングメニューもこんな感じ。中を開いてみるとチーズとツナとバジルが1枚です。カフェマニア目線では貧弱と思うけどモーニングカフェを運営するという立場から見るとなるほど、これはオペレーションが楽そうだ。そしてなによりこれで390円でコーヒーもつくわけなので原価率117円程度か!と唸ってしまいます。(チェーン系飲食店の原価率はだいたい30%らしい)



チェーン系の飲食店の原価が羅列されている本を読むとマクドナルドから吉野家からドトールまで似たような構造であることがわかります。1000円の売上のうち食材などの原価が30%で人件費や光熱費、店舗の賃貸料が60%で残りの10%が利益なんだそうです。つまり1000円のうち純粋に利益として残るのは100円という熾烈な世界。






個人店の場合はひとりで回したりして人件費は下げられるものの食材をスケールメリットを活かして調達するなどもむつかしいですから食材の原価は30%に留めるのはむつかしいのではないでしょうか?



このベローチェは禁煙が60席の喫煙が20席ありこの近辺に80席の喫茶店マーケットがあるという前提にあるというのは朝飲食をやる上で重要なポイントです。さらに100m圏内にタリーズやデニーズもあります。この店でゆっくり客を観察していると背広姿のサラリーマンが圧倒的に多いこともわかります。場所柄オフィスが多いですから自由業の人はまれで会社員がメインのマーケットです。

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このベローチェの下にはリビタが運営してる「The C」というシェアオフィスがあります。ここは知人も多く入居しており「内神田を楽しむ会」などのイベントが頻繁に行われているので自分もよく行きました。いわゆるシャレオツ系のインテリアで神田というより青山や渋谷あたりにありそうな感じです。ここが日中は500円でドロップインサービスをやっています。シェアオフィスによくある1時間利用料500円というものです。電源やWiFiが使えるので美味しいコーヒーを目的にしていくというよりはノートパソコンの残りバッテリーを気にせずに作業をしたいという人向けです。

「1時間500円かぁ〜、このシャレオツさで。。」

メニューに凝って調理を回すのが大変なモーニングカフェではなくシェアオフィスっぽくコーヒーはどーんと作り置きだけ置いてあとはフィナンシェみたいなお菓子をドトールのレジ横みたいに置いてオペレーションは受付けだけしてシェアオフィスカフェみたいにしてみるのはどうかな〜?と考えました。でもあの机に4人ってのは居心地的にムリがあるよなぁ〜と。ではひとつのテーブルにひとりだったらどうか?それはかなり贅沢でいいかも!でも4つのテーブルを4人で1時間専有されたら3時間の営業時間に6000円の売上しかない! まったく話しになりません。全員が1時間いないにしても厳しい。。この方向もないな。。。ということでボツです。

次にモーニングカフェ構想をしていたときにコメントなどで「テイクアウトを重視した方がいいのでは?」という意見も多くもらいました。お店でしっかりしたユニークな朝食を出す!と自分のやりたいイメージをゴリ押しして厨房テストで痛い目にあったわけですが、確かに交通量調査をしていた時に感じたのはみんなすごい早足だったことです。特にこのエリアは9時出社が多いらしく7時半くらいからだんだん交通量があがってきて8時から10分に100人単位で人が動き9時にぴたりと人の流れが止まります。

近くのデニーズは自分もヒマスタで朝まで過ごしたあとに毎日のようにモーニングに行っていましたから同じように7時半から9時まで超満員であるのは体験済みです。このエリアの朝の飲食店のコアタイムは間違いなく7時半から9時なのです。この2時間半でオペレーションも軽くかつエリアにないサービスは何か?特に新しくはじまるスペースですから毎週1回だけとか月に1度程度では認知されないわけです。やるからには平日の朝を帯でやらなければただのイベントで終わってしまいます。

そう考えていた時にふと小倉の旦過市場の近くで飲んだ美味しい手絞りのジュースのことを思い出しました!

続く

(2228文字)
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