これまでのあらすじ

神田に朝キャンプをテーマにしたモーニングカフェを作ろう!という妄想のもと構想5日目にして厨房テストをやらせてもらうことにしました!なんたるスピード!これは普段からいろいろとおつきあいがある仲だからこその連携プレイ!感謝であります!!



今回のいちばんのテーマは実際に想定しているテストキッチン(チャレンジする人に時間貸しをしてくれる多目的スペース)の常設されている厨房機器を使って調理をしてみよう!というものです。

偶然知合いが「ヒマナイヌスタジオで10人くらいのセミナーをしたいのだけど」という問合せがあったので「であればヒマナイヌスタジオよりもっと広い場所でモーニングカフェのテストメニューを700円で提供するからセミナーしながら味見してくれない?」という流れになりました。10人なら簡単に回せそうだし知合いだから多少のバタバタも許容してくれる!渡りに船というわけです。



今回の食材はリサーチした高円寺OKストアで買いました。ここは朝の8時半から開いてるので便利!本来はモーニングカフェなんだけどセミナーが11時からということで今回はランチタイムにかかります。ランチだけどモーニングメニューを食べてもらうという強引さ!でもなんか買いだしてみると1食210円で作れるはずなのに4000円オーバーしてる。。10人分で4000円じゃ原価が400円じゃないか!ううむ、おかしいな。。



この大量の食品を持って高円寺から中央線に乗り込み神田駅からヒマナイヌスタジオへ!スーパーから25分なので保冷剤なくても大丈夫です。夏はクーラーボックスにいれないとダメですね!



そしてヒマナイヌスタジオから調理用具やコーヒーメーカーや調味料を持っていきます。何度も往復することのないように脳内でシミュレーションしていろいろ選んでいたらキャンプワゴンいっぱいに!ほとんど引っ越しじゃねーか、これ!



ヒマナイヌスタジオから50mのMIDSTANDTOKYOについたら早速厨房を使いやすいレイアウトに調整していきます。右側にシンクがあります。ここにまずヒマスタから持ってきたバルミューダトースターを置きます。バルミューダのいいところは水さえ入れれば絶対に失敗しないこと。普通のトースターだと前に使ってからすぐ次のパンを入れると焦げるなどありますがバルミューダは大丈夫です。今回のテストメニューではバケットを厚めに切って筋をいれそこにガーリックバターとめんたいこバターをつけてフランスパンモードでトーストする前提です。



こちらは厨房回り。ホシザキの業務用2口IHコンロがあります。10段階あるのですがそれぞれがどのくらいの火加減なのか確認していきたいところです。前日に少し使える機会があったので15cmスキレットを1つの口に3つ並べて加熱できないか?を試したのですが丸い部分にある程度の面積がないとエラー音が出て加熱されませんでした。小さすぎると鍋が乗っていないと認識されるようです。これは家庭用も業務用も変わらないところですね。(重ねて加熱すれば?という意見もあとでありました)



今回のお客さんは知合いだし10人と人数も決まっているのでトレイをどんどん並べていきます。と、ここですでにスキレットが6個しかないことに気が付きます。(今かよ!)考えているメニューは熱したスキレットで提供するから目玉焼きもソーセージも熱くて美味しいでしょ?前提なんだけど、仕方ないから後半はふつーのお皿で提供することにします。ううむ、デニーズに近づいてしまう。。



さあ!調理開始!というわけでコーヒーメーカーのコーヒーをわかしながらサラダをつくり卵を割り大きなフライパンでパプリカと玉ねぎを炒めてからソーセージをグリル、そして温めたスキレットで卵焼きを作りそこに野菜とソーセージをのせ、いい頃合いでバルミューダで焼いたバケットを添える!

はずでした。。。しかし。。。ここからいろいろなことが狂いはじめてきます。。

 

まずスキレットを使う限り提供スピードが亀のように遅い!!!!フロー設計が素人発想なのでコンロの使い方がわかっていないのです!バルミューダでパンを6切れ焼きます。一人分は2切れなのですがそこに対してスキレットは1つづつしか完成しません。1つめはいいのだけど2つめの時はパンがもう冷めている。しかもフランスパンを選んでしまっているから食パンより冷めてると硬さが増していく!



ガリガリと目玉焼きに塩コショウして盛り付けたサラダにドレッシングをかけてと、あ、そもそもバケットどこに置くんだっけ?(今かよ!)キャンプ食器の2プレートでやろう!としたことでスキレットは目玉焼きと野菜ソーセージでパンパン!サラダは水分があるからパンを置けない。というわけでキッチンペーパーを半分に切ってバケットを置くことにしました。



ジャーン!こんな感じ!そしてコーヒーとスノーピークのスクー(スプーンとフォーク両方の機能を持った短いカトラリー)を添えます。なんとなく見てくれは悪くない!

が、しかし。。。

このスクーがいきなり不評。。キャンプ気分は盛り上がるけど短くて使いにくい。ソーセージを切断できない。フォークあったほうがいいなどのフィードバック。ううむ、ですよね。。。

そしてトースターとスキレットのフィニッシュが合わないだけではなく一部のスキレットが熱を持ちすぎてIHの自動停止などが多発!さらに慣れないIHの火加減がつかめず目玉焼きの弱火感が安定しない。(主にオレのスキル不足)

コーヒーメーカーはヒマスタ用の10杯タイプを使っていてすぐなくなる。バケットは1本分を電動ブレッドナイフで切っていおいたんだけど2本目を切ってなかった。けどセミナーはじまってて音を出すとうるさいから包丁で切ったらパンがつぶれてしまった!バルミューダを水場の近くにおいてしまったもんだから動線が離れてしまい盛り付けるたびにあっちいったりこっちいったりしなきゃいけなくなりバタバタ!

たった10人の朝食プレートを作るのに結果60分かかるというあり得ない結果に!これが客だったらもうクレームで即閉店ですな。。。もちろん3人オペレーションのつもりで構想しているわけだけどその3人は注文会計と飲料洗い物と調理で考えていたわけでその調理の部分を考えたオレひとりで回ってないのだからすでに破綻してるわけです。

そしてどんどん食べ終わったものがトレイごと戻ってくるんですがスキレットとキャンプ食器の山が洗い場にたまりすごいことに。平皿ではないこんもりした食器をセレクトしたものだからそのかさばる感じも半端ありません。さらにトレイは見栄えと雰囲気を重視したキャンプ風のものなんだけど表面がつるつるなのでコーヒーマグはまだいいんですがジュースのガラスコップであるデュラレックスを置いたらすべるすべる!お客さんがこぼしそうになることが多発してもうそういったセレクトからすべて裏目に出てしまいました。。

こうして意気揚々とはじめた厨房テストは惨敗に終わり知人とは言えとても700円取れるレベルのサービスにならなかったので「ご、500円でいいです。。」と値下げ。

おわった頃にはこんな状態になりました。

「こりゃダメだ。。」



こうしてモーニングカフェの構想は厨房テストの段階で破綻しスキレットを中心としたメニュー構成を考え直す必要が出てきました。さらに現地に常設されているテーブルの大きさを考えると他人同士が同じテーブルに4人座るという朝カフェとしてちょっと接近しすぎてるということもわかりました。(夜だと逆にいろんな人が親しくなれるいい距離感なんですが)

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たとえばよくあるカフェみたいに向かい合った人が目線を合わせないようにする目隠しみたいなものを設置したとしてもちょっとキツいかもという印象。こうした造形物を作っても毎朝ヒマスタから持ってきてまた11時に閉店したら撤去して持ち帰るのも大変です。

結論として、モーニングカフェ構想は中断します!(はやっ!)

でもここで諦めません!せっかく神田に事務所をかまえてこんないい縁があるのに何もトライしないなんてありえない!平日の朝に何か継続してココでやれるものを考えます!

続く

(3499文字)

バタバタの厨房テストタイムラプス動画はこちらです!


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