今、天王洲アイルで開催されているデヴィッド・ボウイ回顧展が、すごいです。
昨年1月に亡くなったボウイですが、この回顧展自身は存命中に世界各国で巡回していたものがようやく日本にまわってきたようです。
2017-03-05-16-00-34会場では、ボウイのステージ衣装や自筆のスケッチなどがたくさん見られます。
普通の展覧会と違うのは、まず入り口でヘッドフォンを渡されます。そして会場を歩き回ると、エリアごとにボウイの歌声やインタビューが聞こえてきます。
面倒な操作は一切不要で、エリアを移動すると自動的に音声が切り替わります。なので、目の前の展示や映像に集中しながら、ボウイの演奏や声を聴くことができるので、まるで当時のライブに参加しているような没入感があります。

この装置って、多分、単純な赤外線ヘッドフォンだと思います。
20年位前にロンドンのロックサーカス(蝋人形の館)に行ったときも同じようなシステムでした。
居る場所や顔を向けた方の音が聴こえるので直感的で良いのですが、人ごみに入ると音が途切れたりして、せっかくの没入感から時々我に返ってしまうのが残念でした。
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(20年前にロックサーカスを訪ねた時の写真)

 それにしても凝った展示で、最後の広いエリアはライブハウスのようになっていて、所狭しとボウイのステージ衣装が飾られ、壁全体にライブ映像が流されています。にわかファンなので不確かですが、多分73年の、それまで演じてきたZiggy Stardustを自ら葬り去る最後のライブのシーンが流れてた時には、その場に居合わせているようでほろりとしてしまいそうでした。
小さなレコーディングスタジオを模した空間もあって、そこではボウイと二人でレコーディングしている気分になりました。

それにしても、たくさんの自筆スケッチやメモがあり、様々なコンセプトを自ら作り出してきたのだなぁ、と感心しました。作詞にはVerbalizerというMacのソフトを使っていたようで、そういう一面を知ることができたのもの面白かったです。
コカイン中毒の時に使っていたスプーンや変な衣装(ふんどし?)もあったのはご愛敬。

この数日はStarmanがヘヴィーローテーションです。
 

角 康之)