Ronnie Spector『Unfinished Gusiness』


ronnie spector




マイッタ!

モロ、私のストライクゾーンど真ん中!

バックバンドが、Eストリート・バンドしているではありませんか!

「Eストリートバンド」がなんだかわからない人は、ブルース・スプリングスティーンの『Born to Run』というアルバムを聴くこと!

どうです?モロ似てるでしょ?

このアルバム、ヴォーカルをブルースに差し替えたら、ちょっと軽めの彼のアルバムに聴こえますよ。

しかし、このアルバムは、ブルースのアルバムそっくりに作ったのではないんですね。

むしろ、ブルースが彼女の音楽が好きだから2人の音楽は似ているんです。

順番が逆なのです。

名前から、お分かりの通り、彼女のは、フィル・スペクターと結婚してました。

フィル・スペクターが送り出したグループの中でも飛び切り素晴らしかった、「ザ・ロネッツ」の1人だったんです。

なので、この段階でかなりのキャリアなんですね。

ブルース・スプリングスティーンには、二大アイドルがおりまして、その1人がフィル・スペクターで、もう1人が、ロイ・オービソンなのです。

ブルースのヴォーカルとクラレンス・クレモンスのアルトサックスがド熱いので、とてもマッチョな音楽に聴こえますが、ブルースの音楽は、アメリカン・ポップスが濃厚にあります。

実際、フィル・スペクターもビックリなほどの音の壁を作っております。

本作は、ブルース・スプリングスティーンを経ての、フィル・スペクターへのリスペクトであり、それはそのまんまロニー・スペクターへのリスペクトになっているわけなんですね。

それにしても、ロニーの歌声は全然衰えてませんね。

一時期は活動がかなり低迷していたと思うのですが、「フィル・スペクター・サウンド」を愛好するミュージシャンたちのいろんな形のリスペクトが、彼女を表舞台に引き戻したんでしょうね。

彼女が歌うと、あの甘酸っぱいアメリカン・ポップスの世界がドッと戻ってきますねえ。たまらないです。

と、このCD、ボーナス・トラックを見ると、なんと、Eストリートバンドがバックバンドになっているシングル曲がついているではありませんか(笑)!

しかも、感涙モノの名演ですよ、コレ。


ステレオ版とモノ版の両方ついているのが嬉しいじゃないですか。

ビリー・ジョエル作の「Say Goodbye to Hollywood」は、完全に彼女たちのモノになってしまいましたよ!

こういうボーナス・トラックは大歓迎です。



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