鳴らないケータイは、ただの箱だ。
私の祖母は91歳になる。
ガラケーで通話やメールはできる人だ。
認知症の症状はまだなく、
つい最近、要介護1から要支援1に引き下げられた。

その祖母が去年、腰の圧迫骨折で入院。
お見舞いに行った際、ぼそっと言った。

「距離の問題ではなく、気持ちの問題よ」
鳴らないガラケーことだった。

"お見舞いに来れなくても、忙しくても
メールくらいは入れられるでしょ……"

確かに便利な時代ではあるが、
ツールは使わなければ、ただの箱。
心が空っぽの寂しい箱と同じみたいに。

以来、私は、気づいたときにメールしている。
気分が良いとき、落ち込んでいるとき
文面から様々なことを読み取るようにしている。

連絡手段はいろいろ。
きっかけはなくても
祖父母に連絡をとってみては?

以上、つながるiPhoneからお伝えしました。
(351文字)
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