タワーレコードってあるじゃないか!そうなんです!アメリカ本家のタワーレコードは破綻したんだけど日本はちゃんとまだある!だからこれ日本人として見ると格別に胸熱なドキュメンタリーでした!


それがAmazonビデオにある「オール・シングス・マスト・パス」です。タワーレコードの創業メンバーのインタビューと当時の写真などで構成されたシンプルでスピーディな展開のアメリカ版プロジェクトXといった作品!

情緒を重視する日本のドキュメンタリーと違ってセリフを可能な限り詰め込みさらにそこに膨大な写真を挟み込む情報密度の高いスタイルです。ナレーションもなし。本人たちの言葉の編集だけでタワーレコードの栄枯盛衰を描ききります。

湿っぽい話はほとんどなく最後の10分まではタワーレコードのイケイケどんどんの成長話!サクラメントに第1号店を作ったあとサンフランシスコにドライブに行って飲みすぎて車で帰れなくなって泊まって朝コーヒー飲んでたら前の空き店舗見つけてそこ借りたみたいな話を楽しそうに創業社長が語ります。

この超濃い顔の社長誰かに似てるなー?と思ったんですがあれだ!!


オースティンパワーズ ゴールドメンバーでマイクマイヤーズ扮するオランダ人キャラだ!

それで財務を担当してた人もスポーツカー毎年乗り換えてたよ!なんて話が出てくるんですがん?その青いジャンパーどこかでみたような…

ま、まさかの西武ライオンズ!!サンフランシスコで流行っていたのか?

ブルーススプリングスティーンやエルトンジョンも出てきます。

若い頃のキレキレのエルトンジョンが運転手に段ボール持たせてサンフランシスコ店で自分のリスト見ながらレコード買いまくるシーンすげぇかっこいいです!

タワーレコードはスタッフも服装規定がなくてちゃんと時間に勤務してればあとは自由!みたいな風土で人気の仕事だったらしいです。

だから音楽好きが集まってきて独特のカルチャーが生まれたとか。その頃のレコードショップというのはマニアックで排他的なムードだったからシェル石油の色を使ってロゴを作ろう!と作ったポップなCIと共にまったく新しいレコードの買い方を文化にしたんですね。

そんな明るい西海岸文化で生まれたタワーレコードに最初に声をかけたのが日本人!そこもまたすごい。それで東京に呼ばれたスタッフは札幌や渋谷に店を出すことにします。しかもフランチャイズじゃなくて直営店!

渋谷店オープンのシーンはかなり丁寧に描かれているので当時開店に並んだ人なんかは自分が写ってないかチェックしてみて下さいね!

そして渋谷店はあのでかいビルに移転!

しかしそこからレコードの不振、CDの登場、MTV、ナップスターと音楽の流れは変わっていきタワーレコードは成長が止まります。そこからは会社解体屋に創業メンバーが解雇される切ない話です。

でも世界中のタワーレコードが閉店する中で日本のタワーレコードだけはそのブランドと共に日本の会社として生き残ります!

アメリカではタワーレコードのブランドは消えてしまった今、創業社長がタワーレコード渋谷店を目を細めながらみて回ったり平和島オフィスにやってきて廊下にズラッと並ぶ社員に迎えられるシーンは胸熱!


もちろん最後はこのコピーで!

90分ちょいのコンパクトなドキュメンタリーなのでランチでも食べながら見てください!タワーレコードでたくさんレコード買ったことのある人なら絶対楽しめると思います!

以上、Amazonビデオからお送りしました!

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※プライム会員じゃなくても無料で視聴出来るみたいです!