「ローグワン」見ると最初のスターウォーズ観たくなりますよね!
でも最初のスターウォーズは今でこそ歴史に残る映画だけど製作当時は神経質そうな青年がメガホンを取る海のものとも山のものとも知れない撮影現場だったかもしれません。
「エルストリー1976」は1977年に公開された最初のスターウォーズにスーツアクターやエキストラで出演した人たちのインタビュー映画です。
これがなかなか面白かった!じわじわと心に染みる感じでした。

最初は淡々とこの映画で話す人の紹介ではじまります。もしやスターウォーズのシーンはディズニーの許可降りなかったのか?と感じる前半で焦りますが大丈夫!ちゃんと誰がどこに出てるかはスターウォーズ本編のフィルムが使われています。
「ピープルvsルーカス」(Amazonプライムビデオにあります)で編集違いが話題になっていたグリードの中の人やボバフェットの中の人、Xウィングのパイロットの人、そしてダースベイダーの中の人!
ひょんなことで出演した映画がその後映画史に残るSF作品となりコンベンションでサインを求められるような過剰なブームに!そこで起こる悲喜こもごものスターウォーズライフがリアルに語られます。
特にダースベイダー役のデビッドブラウスのディズニーやルーカスに公式イベントへの出禁をら食らうエピソードや現場ではセリフも全部話しているのに吹き替えは他人がやったことへの苛立ちなどは見ていてヒリヒリします。
彼はこの作品でのインタビューの声もすごく良くてダースベイダーを吹き替えたジェームス・R・ジョーンズに勝るとも劣らない低音ボイスだと思いました。「ジェダイの帰還」で素顔のダースベイダーを彼が演じていたらどうなったのかな?なんて想像するのも面白いです。
世界中の人に愛されるスターウォーズのキャラクターを偶然演じることになった人たちのインタビュー!ぜひ「ローグ・ワン」で「新たなる希望」を見返したくなった今、観に行って下さい!

新宿武蔵野館の単館ロードショーとして10時半と21時にやってます!
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追記・12月18日の夜にツカパーで「ローグ・ワン」飲み会やります!