マルチカメラ収録&配信ユニットのLiveNinjaはインカムやクリアカムを使わなくても完璧なライブスイッチングをするチームを目指しています!

今回は新しい仕組みを導入したのでご紹介しましょう!それがキーノートによる片方向グラフィックインカムです!


マルチカメラ収録&配信の現場ではスイッチャーからカメラマンに一方的に欲しい絵を指示することが多いんですね。

そしてLiveNinjaの特徴は返しをプログラムではなくマルチにしてるということ。マルチというのはスイッチャーにつながった全てのカメラの絵を見られる画面のことです。ATEM 1M/Eを使っているので8入力あるのですが今回は6カメ7ソースなので1入力空いていたんですね。そこでMacBook Proにキーノートを表示させそれをグラフィックインカムにすることにしました。

マルチカメラ収録&配信でよくある指示をスライドにしておきます。カメラマンはマルチの返しを7インチの液晶で見ることが多いので大きなフォントで作ります。

シンポジウムやセミナーではキーノートやパワーポイントにどう登壇者の表情を挟むかが大切になります。

スライドが16:9の場合は顔をピクチャーインピクチャーで小窓にしてインサートします。スライドが4:3の場合は残った領域にスリットで顔をインサートします。

Facebookメッセンジャーでやっていたチャット部分もテキストで書いたり消したりホワイトボードっぽくキーノートを使うことでスイッチャーからカメラマンに伝達できます。

もっともチームワークが試されるのが左右2分割のスプリットです。これはATEM 1M/Eでやる場合はマスクを使ってやるので左右のカメラが固定されるんですね。事前にスプリットでどのようなレイアウトにしたいかを伝えることでシンポジウムなどの白熱する座談会を効果的なレイアウトで見せることが出来ます。


実際にスプリットにするとこんな画面になります。500人クラスのシンポジウム会場だと登壇者の顔は後ろからほとんど見えないのでスクリーンの生カメ映像はそのイベントの印象を左右する重要な要素となります。


表題だけのパワーポイントスライドを表示してるだけのシンポジウムもよく見かけますがこのように生カメを使ってコンサート的な拡大中継をするとまったく印象が変わります。

さらに弁当!とか休憩!などのスライドも作っておくことで現場の仕事もスムースに進みます。

しかしスイッチャーの入力に指示系統が出ているスライドがあるということは間違ってテイクしてしまう可能性もあります。それは放送事故です!そこで…

フリスクを使います。眠気を覚ますのではなくケースを使うんです。

フリスクの上蓋には切り込みがあります。これをライブコマンドにかぶせると…

ちょうどプログラム列の1だけ押せなくなるんです!自爆ボタンのロックというメタファーですね!

今回このマルチ返しインカムを初めて採用しましたがひじょーに上手くいきました。7インチだとマルチの中で表示してるとカメラマンが気付かないことがあるので重要な指示はプレビュー列に点滅させるように出すことで強調させることも出来ました。その時は間違ってテイクしないように右手をライブコマンドから離します。

スイッチャーの入力列が余っている時にやってみて下さい!

以上、現場からお送りしました!

(1459文字)
このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr