「インディペンデンスデイ リサージェンス」のことはまったく覚えていませんが「シンゴジラ」のことは鮮烈に覚えて今だ反芻してるヒマナイヌ川井です。

ゴジラシリーズ特に深い思い入れはありません。ゴジラシリーズは何度もテレビで放送されてるからチラチラ見たけど特に興味湧かないなという人も多かったと思います。

ゴジラシリーズってリアリティがゼロなんですよ。そりゃ怪獣が出てくるって点でそうなるわけなんですがゴジラに対抗するためにメカゴジラを作るとか意味わかんないわけです。子供っぽすぎて中二もびっくりみたいな。だからこれまで人に見てみなよ!って薦めたくなるようなゴジラシリーズはなかったです。

1954年の最初の「ゴジラ」は見る価値のある名作だと思いますけど2016年に誰にでも勧められる感じはしません。

ところが「シンゴジラ」は初めて誰にでも薦めたくなるゴジラ映画なんです。これは自信を持って勧められます。なんでかっていうとこれまでのゴジラ映画に決定的に欠けていたリアリティがあるからなんです。しかも日本人が今見ると自分の体験と映画の中の体験がシンクロしてしまいます。そのシンクロはちょっと強烈で怪獣ってのはこういうことだったんだ!と目が醒めるような感覚です。

ゴジラファンやエヴァファンや庵野ファンが見終わった頃で席の余裕も出てくると思います。ぜひその3者にまったく興味なかった!という人も騙されたと思って行って観てください!



以上、ユナイテッドシネマからお送りしました!

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