中島貞夫監督の1976年作品です。強面の俳優陣が終始怒鳴りあってどつきあうというヤクザ映画!

ストーリーはこんな感じです。
電撃作戦というタイトルですが特に作戦らしい作戦もなくなりゆきでドンパチやるという展開なんですが実話ベースだそうです!
冒頭は1976年(制作当時)の大阪の空撮から始まります!
橋を渡る阪急電車がファーストカット!
通天閣も登場!
鶴橋のあたりも舐めるように空撮です!
監督の中島貞夫は大阪芸大に通ってた頃の担当教授でした。鬼瓦みたいな顔してたけど東大卒のインテリです。
実録ものなので地名のタイトルがちょいちょいはさまります。
ちょい役の川谷拓三がマシンガンぶっ放すシーンです。
ヤクザの作戦会議で35mmのスライドを映写するシーンがあります。
和室にスクリーン!そして強面な面子!
阿倍野橋の遊郭街でカーチェイスもあります。
カーアクションは割とあって面白いです!
ここがスゴい!渡瀬恒彦が防弾ガラスのクルマに飛び付き引きづられるシーン!
完璧に本人にやらせてます!しかも引きづられてこのあと落ちる!中島貞夫監督むちゃさせてます。。
縦目のクルマとか外車とかクルマ好きな人には楽しめる劇車がいっぱい!
大阪の組と神戸の組がやりあいます。
ロケシーンはカーアクションが中心で躍動感があります。
基本は狭い道をクネクネと追跡して
何度か曲がると広いところで激突!というパターンです。
クルマは4台くらい大破させてました。
ゴルゴ13のようなもみあげの渡瀬恒彦と松方弘樹です。
布施駅のシーンはセットが多かったですね。
こいつらの顔を覚えろ!殺ってまえ!とヤクザが会議するシーンです。
ちょ!みんなオレより若い!!
これが昭和の20代か!
老けすぎだろ!みんな!
市場も出てきます。
レンズフレアの入る感じがいいです!
最後の見せ場は自動車のスクラップ場です。
このシーンはなかなかカッコいいです!
血まみれの男たちが後先考えずにクルマをぶつけ合い撃ち合います!
松方弘樹かっけぇぇ!
成田三樹夫!大好きです!この人!前髪ぱっつんなのに強面でかっけぇ!!この時代の悪い人の半分くらいは彼が演じてますよね。
最後は有馬温泉で手打ち!
組の幹部がみな詰めた指を持ってきます。それをドリーで舐めるように撮ってます。
最後にホルマリン漬けの瓶に入ってる死んだ松方弘樹の指でエンドマーク!
なんちゅー終わり方!
ストーリーはさして面白くもないのですがロケシーンがイキイキしてるので機会があれば見てください!
以上、Amazonプライムビデオからお送りしました!
(1203文字)