関根恵子主演の「おさな妻」はジュニアセックスシリーズの1本。

なんだそりゃ?というシリーズ名ですがティーンのセックスを描くのは当時はセンセーショナルだったようでテレビに負けつつある映画はそういう売り方をしていたようです!予告編とか凄いコピーです!

1970年(昭和45年)公開なので自分が生まれた年です。興味深い時代背景!


ダイニチ映配というのは見慣れないマークですが日活と大映が共同で作った配給会社。わずか1年で倒産する悲劇の配給会社です。wikiとか当時のどん詰まりな日本映画界の解説みたいで涙なしでは読めません。

この映画は映像考古学的にはロケシーンが多く1970年の東京を楽しめます。

オープニングタイトルはノーヘルで2ケツで先生が高校生を乗せてバイクで走るシーンです。どこかの商店街を走ります。

追い越すタクシーもなつかしのクルマ!矢印追記:日産セドリック130系


この映画の最大の魅力は当時まだ15歳の関根恵子の初々しさです!

最近の広瀬すずや橋本環奈より若い!この年齢の女の子はアングルによっていろんな女の顔に見えるのでたまりません!

映画の中では実年齢に近い16歳の女子高生の役を演じています。

母子家庭なのに母に先立たれ保育園のバイトをしながら高校に通います。


不憫な境遇をベースとするあたりこの時代の日本映画によくあるパターンです。

それにしても可愛い!!このショットとかどうですか!完璧です!

撮影と照明も大映映画、最後期の職人技を感じさせてくれます。

いろいろな衣装も楽しめます。高校生だからもちろんセーラー服がベース!



学校では思春期の女の子がセックスってどんなものなの?と盛り上がっています。いつの世も変わりません。



体育館ではブルマーのシーンもあります。ブルマーは絶滅しましたよね。

妻に先立たれた子持ちの建築家に出会って16歳にして結婚するという話なので花嫁衣装も見せてくれます。
全体に高校生より大人びて見えるんだけど初々しい魅力がたまりません!!いやー、15歳で濡れ場も体当たり!当時いかにセンセーショナルだったか想像が広がります。



ワイドスクリーンを活かしたスゴいアングル!テレビで放映したら真っ黒になってしまいそうです!カッコいい!

ここからは映像考古学的なロケ地やクルマに注目していきたいと思います。

まずは渋谷から!

これは現在のヒカリエ、東急文化会館の前ですね。右奥にカマボコ型の東急東横渋谷駅が見えます。この駅は地中化して今ちょうど解体中ですよね!

こちらは京王井の頭線、神泉駅前のトンネルです。東電OL殺人事件で有名になってしまったあたりですね。

左奥に駅からの階段が見えます。今とは違って味気ないコンクリートむき出し。深刻な顔をしていますが電車に飛び込もうとするけど思いとどまるというシーンです。

古い日本映画って行き詰まると電車に飛び込むってシーン多いですよね?

名前忘れましたがある映画ではクライマックスで女が男をホームから突き落として殺し、そこに入ってくる電車が止まって車両から人々が次々に顔を出して「どーした?」とやるシーンがありました。鉄道会社の協力がなければ撮れないシーンなので観ていてのけぞった覚えがあります。

こちらは思いつめた男が女を探して夜の街を彷徨うシーンです。どこかで見たファサードだなぁ?と思ったら

渋谷の西武の前ですね!ここは今もそのまま同じです。街灯は変わってるかな?

建築家はイケてる2ドアハードトップに乗っています。フェンダーミラーがいい感じ。

当時の安全基準はゆるいですから幼児がエアバッグのような位置にいても気にしません。イスにヘッドレストもなかった時代ですからね!

クルマのフロントフェイスが見えるカットです。マーク2かクラウンでしょうか?あとでまた調べて追記してみます。→追記:これは1968年に追加設定されたクラウンのハードトップだそうです!

並木道を走る車窓です。場所はちょっとよくわかりません。神楽坂あたりに見えなくもないですが。。

こちらは国道1号の多摩川を渡るところですね!

ちょっと気になるのがこのシーンです。
少し遠いけどクルマで美味しいもの食べに行こう!と初デートするシーンで特徴的なテントが出てきます。

外苑前?高輪?品川?プリンスホテル系のどこかでしょうか?

どこかで見た感じの風景なんですが思い出せません。。

店内のシーンもうしろに文字があるものの読み取れません。

屋内スケート場とかそういう感じの建物に見えますね。

知ってる人が見たらすぐわかる建物だと思うんでわかったらリプライでぜひ教えてください!追記したいと思います。

男が建築家なので建設現場も出てきます。鹿島建設の文字に鉄骨の大きな枠組みのビル!

同じ形の10階建くらいが低層階でつながっている構造のようです。どこかの役所の建物でしょうか?

そういえばこうした建築中の建物のシーンで印象的なのが「ダイゴロウ vs ゴリアス」という特撮子ども映画です。三波伸介扮するとび職が建設中のサンプラザ中野の鉄骨の上を歩くシーンがあります。また別の機会に映像考古学として紹介したいと思います。

建設現場にあるトラックもなつかしの2つ目タイプ。実際に街でよく見ましたね!


このシーンは面白かったです!スゴい絵面ですよね!完璧な変態さん現るの画面構成!

隣の部屋の水商売のお姉さんのところに来た間男が彼女に踏み込まれ主人公の部屋に助けを求めてやってくるシーンです。ブリーフ姿が眩しい!この俳優さんは大映映画に必ず出てきます。

市川雷蔵主演の名作「陸軍中野学校」では女に入れ込んでしまいアレされてしまう役でしたね。役どころが似てるのが親近感湧きます。


映画としては保育士として働いたり建築家とゴーゴーバーでデートしたり大人なライフスタイルのシーンが大半なので本当に高校生かよ?という感じに見えるんですがテンポは割と現代的で楽しく見られます。

この映画はAmazonプライムビデオにあるのでプライム会員なら無料です。興味出た人はぜひ見てください!

以上、Amazonプライムビデオからお送りしました!

(2605文字)

パッケージより映画の中の方が100倍可愛いです!