1947年といえば終戦から2年しか経っていない時期です。素晴らしき日曜日は牧歌的なタイトルながらなんと黒澤明監督作品!初期なのでまだ巨匠になる前です。


省線が駅に入線してくるカット。すごくローアングルです。

持ち金が35円しかないカップルは住宅展示場でデートします。10万円の住宅に憧れるというシーンです。

住宅地を歩きますが特定するための要素は少なめです。ちょっとムリかなぁ。

開けた広場で野球をするシーンはどこかのオープンセットでしょうか?特徴的な鉄塔があるのでロケかもしれません。

ドカンの中に座ってあんぱんを食べるのんびりしたシーン。日当たりがいいですね!

上野動物園にデートに行くシーン。モノレール出てこないかな?と期待したけど出てきませんでした。

音楽堂のあたりはうしろに貼ってあるポスターが気になります。井上敏子ピアノ演奏会の文字があります。

このあと公会堂に行って音楽を聴こう!という話になるんですがここまで淡々としていたカメラワークが2人の感情を代弁するかのように急に動き始めます。

この作品のキラーショットはこれ!!上野広小路の階段を降りて2人が上野駅に行くまで1カットのドリーショットで捉えます!

ここ本当に素晴らしくて街を歩いてる人もエキストラというよりたまたまそこにいた人みたいでカメラカーを見たりします。その感じが生々しくて面白い!

かなりの速度でカメラは移動して上野駅の入り口に消える2人を追います。ここは現在アトレになっているところですね。

そこから省線で有楽町に移動!なんとこの省線のカットも車で並走して捉えています。すごいダイナミック!

これは今の丸井があるあたりか?逆側のマリオンのあたりか?

現マリオンの日劇をバック雨のに晴海通りを渡ります!真ん中に都電の軌道があります。

喫茶店でデート!なんたるキュートなポーズ!黒澤明の映画とは思えません!


物語はお金のないカップルが都内をいろいろ回ってデートしつつ肉体関係を持つか?持たないか?みたいなじれったい展開でした。さすがに今見るとスローテンポすぎて退屈します。

特に幅広くオススメしたい映画ではないけど上野広小路から上野駅までのドリーカットはシビレました!

以上、日本映画専門チャンネルからお送りしました!

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