いつの間にかカメラがLUMIXだらけになっていることに気付いた。どうしてこうなったか振り返ってみたいと思う。
 
GF1(2011年~2012年)
最初に買ったのは中古のGF1だった。当時ライブ配信のUstramではまだSD解像度が主流だった。ビデオカメラの平板な絵ではなくレンズ交換式のボケ味を活かした絵をライブ配信で実現したくて当時のカメラを調べたところGF1はコンポジットのライブスルーがついてることがわかった。まず1台買って試しよかったので追加で3台買った。ライブ配信でボケ味を生かせるのは対談や音楽ライブなどに限られていたので人物のバストショットを切り取りやすい35mm換算100mmのF2.0レンズを多く揃えた。このボディは売却した。

GX1(2012年~2014年)
ライブ配信の仕事のために買ったマイクロフォーサーズレンズをプライベートでも活用しようと思い買ったのが中古のGX1だった。GF1の欠点であったグリップが大幅に改良されていた。シャッター音も金属感があり気に入っている。LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4をつけてよく動きまわる子どもの写真を撮った思い出深いボディだ。WiFi機能がないので今は引退している。

GH2(2011年〜)
GF1は安価だがコンポジットのスルーアウトにしか対応していなかったのに対して当時のフラッグシップだったGH2はHDMIのスルーアウトに対応していた。ただライブ配信側の機材やプラットフォームがSD主流だったこともあり導入には慎重だったがATEMのテレビジョンスタジオなどの安価なHDMIスイッチャーが出てくる頃にはGH2というのが定番化していた。というのもマルチカメラの現場では色合わせのしやすい同一機種のカメラを4台とか6台使うことが多く、中古で安価に手に入る民生機のGH2が重宝されたのだ。ホワイトバランスが数値で合わせられ色のシフトも出来るのでレンズ間の色の違いをある程度吸収できた。モノクロやビビッドカラーなど簡易なカラコレ的な機能がついているのも便利だった。

AF105(2012年〜)
GH2をベースに業務用ビデオカメラとして発売されたAF105は当初80万というプライスだったが瞬く間に値崩れして25万程度に落ち着いていた。知人が東京のスタジオを閉めて沖縄に移転するときに機材を整理するということで売りに出していたのを4人で割り勘で買った。ひとり6万だった。動画を撮ることに関してはGH2よりはるかに使い勝手が良かった。液晶が信じられないくらい貧弱でDVX100の時代の液晶か?という感じだったがHDMIもHD-SDIも同時に出力出来たのでモニターなどを使えば問題なかった。かっこ悪いと言われたボディデザインも個人的には16mmフィルムカメラのような寸づまり感があり気に入っている。

FZ1000(2014年〜)
このカメラはライブ配信とは違う文脈で手に入れた。最初に見たのはタイムラプス部のオフ会にジェットダイスケ氏が持ってきた時だ。その時はノーマークな機種だったがその後気になって調べてみると安価でユニークな万能選手だということがわかった。タイムラプスカメラとしての興味もあり2K以上は撮れないカシオのZRシリーズからの解像度的なアップグレードが出来そうと買った。使ってみると1型センサーのそこそこな絵に35mm換算400mmから1600mmもの光学望遠性能に30fpsまでとはいえ4K撮影機能もありブログに旅行に今やもっとも携帯する時間の多い日常カメラとなっている。

GM1(2015年)
なんでもこなせるFZ1000の数少ない欠点としてボディの大きさとボケ味の不足があった。GX1を持っていたがWi-Fiに対応してないのでスマホへの転送が面倒だった。ブログをはじめたことでスマホで見る小さなサムネイルはボケ味を使った写真の方が有利と考え持ち運びしやすい単焦点レンズをつけたマイクロフォーサーズが欲しくなり中野のフジヤカメラに探しに行った。オレンジボディが格安で売られていたので衝動買いした。レンズは手持ちをいろいろテストしてしっくりくるものがなかったのでLEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7を新調した。ブログ用にAFで適度なボケのあるスナップを撮れるので気に入っている。GM1の小ささは素晴らしく愛着もわくデザインだ。後継機にはファインダーもついたがあまりいいファインダーではない上にボディが大きくなってしまっている。

こうして気づけばLUMIXだらけになっていた。他社のカメラに興味がないわけではないのだが、ラインナップの広さと新商品発売のサイクル、そしてなにより中古市場での安さでLUMIXがいつも最終候補に残るのだ。

常に最新のハイエンド機を使うのではなく1周遅れのフラッグシップ機を中古市場で安く手に入れて使い倒す。デジタル時代ならではのコスパ重視カメラボディの選び方だと思う。