(この映画の公開は1967年だが撮影は66年である)

いやー!たまらん!007の最高傑作はロシアより愛を込めてだなんて誰が言った?正統派スパイ映画としてはそうかもしれない。

しかし!キッチュで中二病的な悪の秘密基地とガジェット満載の「007は二度死ぬ」こそ「オースティンパワーズ ゴールドメンバー」のネタ元!

ジェミニをうしろからぱっくり食べちゃう巨大宇宙船がそのまま大気圏突入して逆噴射で富士山の噴火口にある悪の秘密基地に戻ってくるとかサイコーだろ!

そしてなんといっても東京オリンピックから2年後の日本ロケ!オリエンタルでエキゾチック!そんな空気をフィルムに焼き付けたくて来ちゃいましたよ!ハリウッド映画スタッフが!

まずは冒頭の銀座ロケをお見せしましょう!当時のフィルムは感度が悪くネオンも全然華やかに写ってないのはご愛嬌です!

日本のファーストカットはアサヒビール!お金出してますね?

ウェルカムトゥトーキョー!

晴海通りを東銀座方面に見たカット。右は今もあるソニービルですね!三菱のネオンは三愛ビル。今はリコーかな?

テレビはナショナル!

チオクダンSは当時の精力剤かな?

東芝のネオン。日劇の上のネオンでしょうかね?

清酒 白雪のネオン

キャバレー ミカド!ちょいちょい出てきますね。手前はジュエリー山岡?

これとか完ぺきにブレードランナーの美術スタッフが参考にしてるでしょう!

外国人が考えるひらがなと漢字のミックスされたエキゾチックさココにありですね!

ショーンコネリーもスクリーンプロセスじゃなく、ちゃんと日本の地に足をつけて歩いています。←東京ジョーの見すぎ

輪タクが現役!石原裕次郎も銀座で引っ張ってた時代ですからね!

ローザンヌとモンブランから場所は特定できそうです。

すずらん通りあたりでしょうか?

尾行してくる和服の女が何やらひとりでしゃべっていると。。

ちょ!w ハンドバッグ型通信機!なんたる中二的なガジェット!

路地を歩きドアを見つけるボンド

ドアの向こうはいきなり国技館です。銀座から両国へ1カット!なんたるどこでもドア感!
このあと相撲部屋に行くボンドです。オースティンパワーズはこの足取りをパクってるのは確実です。

「007は二度死ぬ」面白そうでしょ?

(続く)