新幹線で焼身自殺があり車両火災という衝撃的なニュースが入ってきた。Twitterでのぞみや新幹線で検索すると同じ車両に乗っていたと思われる人のツイートもたくさん見つかる。

おそらくテレビの報道局のリサーチャーは乗り合わせていた乗客がスマホで撮った黒煙が上がり車内を逃げ惑う乗客の動画を探すため今ごろ連絡をとっているのではないか?

災害現場や事故の映像を一般の人がスマホで気軽に撮ることの是非はいつも議論になるが、安全なところから倫理的にけしからん!と非難する人は自分がそういう状況だった時に自分が主張しているような行動をするのか?といつも思う。

何かが起こった時にそれを記録しておこうというのは、過去を映像や写真でアーカイブする術を持っている人間に共通の気持ちではないだろうか?

今夜のニュースでは各局が独自のルートで集めた視聴者提供の動画がたくさん流れるだろうが、そこに居合わせたすべての人がカメラを持っているという現代は近代史で特異な状況と言える。

その記録映像により状況を後で知る人は、現場にいた人の行動や思いに敬意を払うべきだと思う。

この事件がドイツの飛行機パイロットの自殺に影響されたものでないことを祈るばかりである。

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